2014年07月20日

ベスラン学校占拠事件にて殉職された特殊部隊員

ベスラン学校占拠事件

WIKIよりの冒頭を引用します。

2004年9月1日から9月3日にかけてロシアの北オセチア共和国ベスラン市のベスラン第一中等学校で、チェチェン共和国独立派を中心とする多国籍の武装集団(約30名)によって起こされた占拠事件。
9月1日に実行された占拠により、7歳から18歳の少年少女とその保護者、1181人が人質となった。3日間の膠着状態ののち、9月3日に犯人グループと治安部隊との間で銃撃戦が行われ
治安部隊が建物を制圧し事件は終了したものの386人以上が死亡(うち186人が子供)
負傷者700人以上という犠牲を出す大惨事となった。首謀者はチェチェン人のシャミル・バサエフ。


忌まわしいベスラン学校占拠事件から10年が経ちました・・・犠牲及びご家族の方々に哀悼の意を表します。

ベスラン学校占拠事件では、FSB特殊任務センター所属 アルファ・ヴィンペルが出動し、両部隊は
戦死 10名 重軽傷者 28名 という大損害を出した事件でもありました。

人質を救うために帰らぬ人となった、アルファ・ヴィンペルの10名の隊員にも敬意を表します。

残念ながら我が国では殉職された方々について何も情報がありませんでしたが、この場をお借りして
殉職されたアルファ・ヴィンペルの10名の隊員をご紹介したいと思います。

なお本件は、著名なロシア軍研究家である小泉 悠氏のご協力の元作成出来ました。
小泉先生誠にありがとうございました。


アルファ所属

Александр Валентинович Перов
アレクサンダー・ペーロフ少佐












ペーロフ少佐は学校に突入後、テロリストとの激しい戦闘中に被弾した同僚を救うために行動し
その最中、致命傷を負ったのも、しばらくの間、部隊の指揮を続けた。
その後テロリストが持ち場を離れる際に置き土産として、手榴弾を投げつけその先には
まだ子供達が残っており子供達を救うために、少佐は手榴弾に覆いかぶさり爆発を受け止めた。
その後救助隊が駆けつけたが、少佐は事切れていた。

享年 29歳 死後 ロシア連邦英雄を授章


Олег Вячеславович Лоськов
オレグ・ロスコフ准尉














准尉は脱出してきた少女二人を救助し、その後シェルターに向かって脱出を目指す人質達に射撃する4人のテロリストへ 向い
人質達の盾となり、殉職した。

享年23歳 死後 祖国功労勲章4級を授章
ベスラン学校占拠前の起こる3週間前に、結婚式を挙げたばかりであったという。


Вячеслав Владимирович Маляров
ヴャチェスラフ・ マリャーロフ少佐















少佐は学校に突入後、自分の体を盾にして人質の集められた部屋への銃撃を防ぎ、重傷を負った後も戦闘を継続したが
帰らぬ人となった。

享年 35歳 死後 祖国功労勲章4級を授章



ヴィンペル所属


Андрей Витальевич Велько
アンドレイ・ヴェリコ 少佐











少佐は学校に突入後、食堂に居た人質を廊下を通って避難させている最中に
突然側面から銃撃を受け、人質を守るために身を呈して反撃し、殉職した。

享年 30歳 死後 祖国功労勲章4級を授章


Андрей Алексеевич Туркин
アンドレイ・トゥルキン少尉












少尉は250名の人質が集められていた部屋に突入した。
その後テロリストが人質に向かって投げつけた手榴弾に覆いかぶさり、爆発から人質達を守り通した。



享年 28歳  死後 ロシア連邦英雄を授章


Дени́с Евге́ньевич Пудо́вкин
デニス・プドフキン准尉















人質の女性が負傷しており、彼は医療行為をしている最中に、テロリストが突如現れ撃ち合いとなったが
女性をかばい、テロリストを殺害するも自分も致命傷を負い帰らぬ人となった。


享年 30歳 死後 祖国功労勲章4級を授章

Дми́трий Алекса́ндрович Разумо́вский
ドミトリー・ラズモフスキー中佐










中佐はテロリストの発射地点を特定し、敵の銃撃を自分の方に引きつけ、テロリストが脱出する子供達に銃撃を加えている部屋へ突入した。
人質の救出中に致命傷を負い、帰らぬ人となった。

享年 36歳 死後 ロシア連邦英雄を授章


Михаил Борисович Кузнецов
ミハイル・クズネツォフ少佐









作戦行動中に20名の傷ついた人質を救出し、部隊の指揮を執り続けたが
テロリストとの銃撃戦で命を落とした。

享年 39歳 死後 ロシア連邦英雄を授章



Оле́г Генна́дьевич Ильи́н
オレグ・イーリン中佐














中佐は、自らにテロリストの銃撃を引きつけることにより、子供たちと負傷した非常事態省の救助隊員の脱出を支援した。
テロリストの攻撃により致命傷を負うが、自らの命を犠牲にして突入部隊の命を救い、残ったテロリストの殲滅を可能にした。


享年 36歳 死後 ロシア連邦英雄を授章



Рома́н Ю́рьевич Катасонов
ローマン・カタソフ中尉












部屋に隠れていた二人の子供を救出するためにテロリストの機関銃チームに
突撃するも、致命傷を負い殉職した。


享年 28歳 死後 祖国功労勲章4級を授章

殉職された方には、家族とお子様がおり今回の事件でも他人事でも無かったと考えるしだいです。
これまでのロシア特殊部隊のイメージを変えて頂くことが出来れば幸いです。




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Posted by CRS@空挺軍 at 23:15│Comments(6)ニュース
この記事へのコメント
はじめまして、e@g1eと申します。

自分はつい最近ソ連・ロシア装備に目覚てしまった新参者なのですが、
こんな凄いブログがあったのかと大変興味深く読ませて頂いています!

今回自分のブログにてこの記事の一部を引用させて頂いたのですが構わないでしょうか?
事後報告と成って大変申し訳御座いません…。
もし、引用は困るという事であれば即刻削除させて頂きます。
ですが、引用の御許可を頂けると大変嬉しいです。

http://otamil.militaryblog.jp/e572350.html

宜しくお願い致します。m(_ _)m
Posted by e@g1ee@g1e at 2014年08月03日 21:01
>e@g1e氏
このような粗末なブログではございますが
宜しくお願いします。

TIG・Altynの歴史及び構造の違いについて
よく纏められていますね。

引用に当りまして、下記の文章は削除願います。
出来ないのであれば引用は認めません。

>対テロ部隊である今の"アルファ"、"ヴィンペル"は正義の部隊と言わざるを得ないですね!

私は正義の部隊という意味で紹介したわけではなく
あるがままの事実を紹介しただけにすぎません。
Posted by CRS@空挺軍CRS@空挺軍 at 2014年08月05日 00:41
引用の御許可を頂き有難う御座います。
該当部分は先ほど削除させて頂きました。
宜しくお願い致します。
Posted by e@g1ee@g1e at 2014年08月05日 06:36
>e@g1e氏
確認致しました、ご協力ありがとうございました。
Posted by CRS@空挺軍CRS@空挺軍 at 2014年08月06日 01:28
私は「陽月秘話」というブログを運営する花園祐という者です。この度、こちらのベスラン小学校占拠事件に関する記事を参照し、以下の記事を執筆しました。

http://imogayu.blogspot.jp/2016/06/blog-post_13.html

貴ブログの記事は非常に簡潔で読みやすくまとめられており、事件について把握するのにとても役に立ちました。既に引用指せていただいた後ではありますが、お礼を申したくこの度ご連絡することとしました。
Posted by 花園祐 at 2016年06月13日 23:06
モスクワ劇場占拠事件の首謀者を検索していて、
こちらで大きな事件の詳細を知ることが出来ました
Posted by ぴょん吉 at 2017年03月24日 14:42
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
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