2014年11月30日
ロシアで使われる米国製品
ロシアで使われている米国製品は、暗視装置の他にも
米軍特殊部隊ではスタンダードになりつつある
OPS-COREやCrye Precisionが使われております。
Adaptive Vest System(AVS)
(これが一番ビックリしましたけどね 米国ではまだまだ見ないモノなのに)

GunClip™

OPS-CORE

前置きが長くなりましたが、本題はOPS-COREやCrye Precisionではありません。
2014年クリミア危機の際にロシア連邦軍礼儀正しい人達がクリミア各地を制圧し続けていました。
その中でもベルベク空軍基地を襲撃し、立て篭もるウクライナ軍兵士に退去を求める光景が世界中に報道されました。
クリミアのウクライナ空軍基地をロシア軍が制圧、2人負傷
http://www.afpbb.com/articles/-/3010818?pid=13379413
ロシアの報道やSNSを参照しても、このベルベク空軍基地を襲撃したのは、新設されたばかりの
Силы специальных операций (ССО)訳:特殊作戦軍と言われております。
確定情報ではないですが、21世紀の軍事紛争する対応する部隊として創設された部隊であり
今回の騒乱がまさに紛争地帯であることから投入されたのが、特殊作戦軍可能性は非常に高いものと思われます。
ベルベク空軍基地を襲撃したのは、2チームで構成されています。
1チーム BTR-82の支援を受けた軽装部隊




2チーム シールド、ボディアーマーを着用した重装備部隊




突入のタイミングがほぼ同じであることから、重装備部隊がウクライナ軍との交渉(武力衝突に備えて)を担当し
軽装部隊がウクライナ軍兵士の包囲を担当したものと推測します。
さてこの重装備部隊が、何とDigital Concealment Systems社が開発したA-TACS FGを装着しているのが
世界中のロシア軍マニアを沸かせました、それまでマルチカムやら雑多な迷彩服を着用した彼らが
何故わざわざをA-TACS FGを・・・と
彼らが着用しているA-TACS FGを製造しているのが、またマイナーなメーカーで
TACTICAL PERFORMANCE社製
A-TACS FG TACTICAL COMBAT SHIRT (TCS) GEN II
A-TACS FG TACTICAL COMBAT PANTS (TCP)
です


コンシャツにはこのメーカー独自のパッドがあり、肘と肩周りにパッドが装着されています。
袖にはファスナー付きポケットが存在します。



コンバットパンツもこのメーカー独自のパッドが装着されています。


彼らが着用しているアーマーは6B43と呼称されています。
MOLLE及びクイックリリース機能(落水時や負傷時にワンタッチでアーマーを分解する機能)が
備えられた最新型モデルです。
着用しているブーツはLowa Zephyr HI TF greenだと思われますが、確証が持てません。
ヘルメットは6B7-1Mです、今回の騒乱で6B7-1Mの着用例が数多く見られました。



来年度は、彼らの再現を目指して頑張りたいと思います。

余談
TACTICAL PERFORMANCE社製
COMBAT SHIRT (TCS) GEN II・TACTICAL COMBAT PANTS (TCP)のマルチカムは
ロシア連邦麻薬流通監督庁主催の射撃大会に参加した、ロシア連邦保安庁所属の特殊部隊
アルファ(Альфа)隊員が着用しているのが確認できます。
何故わざわざこんなマイナーなメーカーを???




米軍特殊部隊ではスタンダードになりつつある
OPS-COREやCrye Precisionが使われております。
Adaptive Vest System(AVS)
(これが一番ビックリしましたけどね 米国ではまだまだ見ないモノなのに)

GunClip™

OPS-CORE

前置きが長くなりましたが、本題はOPS-COREやCrye Precisionではありません。
2014年クリミア危機の際に
その中でもベルベク空軍基地を襲撃し、立て篭もるウクライナ軍兵士に退去を求める光景が世界中に報道されました。
クリミアのウクライナ空軍基地をロシア軍が制圧、2人負傷
http://www.afpbb.com/articles/-/3010818?pid=13379413
ロシアの報道やSNSを参照しても、このベルベク空軍基地を襲撃したのは、新設されたばかりの
Силы специальных операций (ССО)訳:特殊作戦軍と言われております。
確定情報ではないですが、21世紀の軍事紛争する対応する部隊として創設された部隊であり
今回の騒乱がまさに紛争地帯であることから投入されたのが、特殊作戦軍可能性は非常に高いものと思われます。
ベルベク空軍基地を襲撃したのは、2チームで構成されています。
1チーム BTR-82の支援を受けた軽装部隊




2チーム シールド、ボディアーマーを着用した重装備部隊




突入のタイミングがほぼ同じであることから、重装備部隊がウクライナ軍との交渉(武力衝突に備えて)を担当し
軽装部隊がウクライナ軍兵士の包囲を担当したものと推測します。
さてこの重装備部隊が、何とDigital Concealment Systems社が開発したA-TACS FGを装着しているのが
世界中のロシア軍マニアを沸かせました、それまでマルチカムやら雑多な迷彩服を着用した彼らが
何故わざわざをA-TACS FGを・・・と
彼らが着用しているA-TACS FGを製造しているのが、またマイナーなメーカーで
TACTICAL PERFORMANCE社製
A-TACS FG TACTICAL COMBAT SHIRT (TCS) GEN II
A-TACS FG TACTICAL COMBAT PANTS (TCP)
です


コンシャツにはこのメーカー独自のパッドがあり、肘と肩周りにパッドが装着されています。
袖にはファスナー付きポケットが存在します。



コンバットパンツもこのメーカー独自のパッドが装着されています。


彼らが着用しているアーマーは6B43と呼称されています。
MOLLE及びクイックリリース機能(落水時や負傷時にワンタッチでアーマーを分解する機能)が
備えられた最新型モデルです。
着用しているブーツはLowa Zephyr HI TF greenだと思われますが、確証が持てません。
ヘルメットは6B7-1Mです、今回の騒乱で6B7-1Mの着用例が数多く見られました。



来年度は、彼らの再現を目指して頑張りたいと思います。

余談
TACTICAL PERFORMANCE社製
COMBAT SHIRT (TCS) GEN II・TACTICAL COMBAT PANTS (TCP)のマルチカムは
ロシア連邦麻薬流通監督庁主催の射撃大会に参加した、ロシア連邦保安庁所属の特殊部隊
アルファ(Альфа)隊員が着用しているのが確認できます。
何故わざわざこんなマイナーなメーカーを???




Posted by CRS@空挺軍 at 22:28│Comments(3)
│軍装
この記事へのコメント
横流しとか鹵獲品の横行で同じ装備で戦うとか近年は多かったみたいなので誤射防止とか?
生き残りたい人は良い装備を自分で揃えるとか聞いたこともあるのでそういうのもあるかと・・・
特殊部隊だったら予算とかお給料も少しはいいでしょうし。
(´・ω・`)ウーム
某国の特殊作戦軍でも国産銃とか支給装備なんか展示用と聞きます。
(´Д`)
生き残りたい人は良い装備を自分で揃えるとか聞いたこともあるのでそういうのもあるかと・・・
特殊部隊だったら予算とかお給料も少しはいいでしょうし。
(´・ω・`)ウーム
某国の特殊作戦軍でも国産銃とか支給装備なんか展示用と聞きます。
(´Д`)
Posted by いぬっころ at 2014年12月03日 00:20
初めまして。
自分もロシアの装備の雑多さに驚かされる毎日を送っております。
こちらの記事で取り上げていたA-TACS FGの装備ですが、もうすでにご存知でしたらただの迷惑でしかないのですが、ミリタリーサープラス ファントムにて取り扱いがございます。
装備が揃うのを楽しみにまっております。
自分もロシアの装備の雑多さに驚かされる毎日を送っております。
こちらの記事で取り上げていたA-TACS FGの装備ですが、もうすでにご存知でしたらただの迷惑でしかないのですが、ミリタリーサープラス ファントムにて取り扱いがございます。
装備が揃うのを楽しみにまっております。
Posted by HEX at 2015年03月25日 22:56
>HEX氏
ミリタリーサープラス ファントムでも取り扱っていることは知っていましたが
サイズが無かったため、メーカーから取り寄せました。
アーマーを買う踏ん切りが付けば、やってみたい装備ですね。
ミリタリーサープラス ファントムでも取り扱っていることは知っていましたが
サイズが無かったため、メーカーから取り寄せました。
アーマーを買う踏ん切りが付けば、やってみたい装備ですね。
Posted by CRS@空挺軍
at 2015年04月05日 20:48
