2013年04月14日
ロシア連邦軍 狙撃銃の動向
ロシア連邦軍における狙撃銃は言うまでもなくドラグノフ狙撃銃(Снайперская винтовка Драгунова)ですが
近年におけるロシア連邦軍狙撃銃動向は、目まぐるしく変化しており
ここでその動向を書き記したいと思います
MVDやFSBは独自の狙撃銃の調達しており、皆様ご周知の上ですので
ここでは連邦軍のみ取り上げたいと思います
まず2年前にはこんなニュースが報じられました
Снайперская винтовка Драгунова проиграла войну
長年に渡り、ソ連/ロシア連邦軍の狙撃銃として採用されたSVDを退役させるという話です
これはSVDは各国の狙撃銃として陳腐化しており、早急に退役させ新型狙撃銃を導入すべき
という話でしたが、今の所はSVDの退役話は出てきておらず現在もSVDを運用しています
しかしながら一部連邦軍で外国製狙撃銃を導入しております
ロシア空挺、特別任務用に初の国外製狙撃銃を採用
実際にはSteyr-Mannlicher SSG 04& Steyr-Mannlicher SSG 08
が採用され、空挺軍の狙撃兵に支給しています
Соревнования снайперских пар ВДВ (Airborne troops snipers competition)
実際にに空挺軍狙撃兵が、Steyr-Mannlicher社製狙撃銃を使って射撃しています
Steyr-Mannlicher SSG 04は空挺軍のみならず
GRUスペツナズ、山岳部隊の狙撃兵にも支給されています
第7親衛空挺師団
GRUスペツナズ
第34山岳旅団
そしてロシア連邦軍ではこのような動きもあります
Возьми на мушку
狙撃手学校設立の話 運用する銃はSVDとVSSだが
GRUスペツナズ用に外国製狙撃銃を導入すると明記(実際にはもうしております)
狙撃手学校関連ニュース
what-it-is-like-to-be-a-sniper
Элитная школа для военспецов
В Восточном военном округе начала действовать школа снайперов
В Краснодарском крае новобранцы снайперского отряда спецназа приступили к учениям
Курсанты школы снайперов ВВО совершенствуют навыки стрельбы и ведения боя
現在ロシア連邦軍では、狙撃兵を育成する学校を創設し
約3ヶ月の訓練を掛けて狙撃兵を部隊に送り出します、使用する銃器はSVDが主流です
大祖国戦争ではあんなに狙撃兵を有する軍隊でもあったのですが
ようやく狙撃兵という専門職が復活したのです
なお学校ではSV-98やSSG04などのボルトアクション式狙撃銃は殆ど教えていません
さてここまで読んだ方が疑問に思うことはあるでしょう・・・それは!
SVDの運用が続行されることや外国製狙撃銃のことは解ったけど
СВ-98(SV-98)はどうなっているの??
イズマッシュ社がSVDの後継用に開発したボルトアクション式狙撃銃СВ-98(SV-98)は
確かに連邦軍狙撃銃として採用されましたが、現在本狙撃銃を運用しているのは・・・・
第4軍事基地(南オセチア)
第7軍事基地(アブハジア)の狙撃兵のみ
信じられませんが本当です・・・・
第4軍事基地(南オセチア)・第7軍事基地(アブハジア)にて運用されるSV-98
連邦軍上層部がSV-98に対してどのような不満があるのか不明瞭です
MVDやFSBではSV-98は愛用されていますが
連邦軍とは対照的であるのが興味深い所です
現在イズマッシュ社では、SVDの後継狙撃銃を目下開発中とのことですが
作動方式がボルトアクションなのかセミオートなのか不明です
ロシア連邦軍次期狙撃銃が如何様なモノに仕上がるのかも楽しみです
余談:長々しくなるので省略しましたが、GRUスペツナズではSteyr-Mannlicher社製の他にも
外国製狙撃銃を導入しています 一国の軍隊にはその国で製造された兵器を導入するのは過去の時代になったとも言えるでしょう
近年におけるロシア連邦軍狙撃銃動向は、目まぐるしく変化しており
ここでその動向を書き記したいと思います
MVDやFSBは独自の狙撃銃の調達しており、皆様ご周知の上ですので
ここでは連邦軍のみ取り上げたいと思います
まず2年前にはこんなニュースが報じられました
Снайперская винтовка Драгунова проиграла войну
長年に渡り、ソ連/ロシア連邦軍の狙撃銃として採用されたSVDを退役させるという話です
これはSVDは各国の狙撃銃として陳腐化しており、早急に退役させ新型狙撃銃を導入すべき
という話でしたが、今の所はSVDの退役話は出てきておらず現在もSVDを運用しています
しかしながら一部連邦軍で外国製狙撃銃を導入しております
ロシア空挺、特別任務用に初の国外製狙撃銃を採用
ロシア通信 RIA Novosti によると、これら断片的に公表された情報を基に、対象モデルは "Steyr-Mannlicher SSG-69" と推測
実際にはSteyr-Mannlicher SSG 04& Steyr-Mannlicher SSG 08
が採用され、空挺軍の狙撃兵に支給しています
Соревнования снайперских пар ВДВ (Airborne troops snipers competition)
実際にに空挺軍狙撃兵が、Steyr-Mannlicher社製狙撃銃を使って射撃しています
Steyr-Mannlicher SSG 04は空挺軍のみならず
GRUスペツナズ、山岳部隊の狙撃兵にも支給されています
第7親衛空挺師団
GRUスペツナズ
第34山岳旅団
そしてロシア連邦軍ではこのような動きもあります
Возьми на мушку
狙撃手学校設立の話 運用する銃はSVDとVSSだが
GRUスペツナズ用に外国製狙撃銃を導入すると明記(実際にはもうしております)
狙撃手学校関連ニュース
what-it-is-like-to-be-a-sniper
Элитная школа для военспецов
В Восточном военном округе начала действовать школа снайперов
В Краснодарском крае новобранцы снайперского отряда спецназа приступили к учениям
Курсанты школы снайперов ВВО совершенствуют навыки стрельбы и ведения боя
現在ロシア連邦軍では、狙撃兵を育成する学校を創設し
約3ヶ月の訓練を掛けて狙撃兵を部隊に送り出します、使用する銃器はSVDが主流です
大祖国戦争ではあんなに狙撃兵を有する軍隊でもあったのですが
ようやく狙撃兵という専門職が復活したのです
なお学校ではSV-98やSSG04などのボルトアクション式狙撃銃は殆ど教えていません
さてここまで読んだ方が疑問に思うことはあるでしょう・・・それは!
SVDの運用が続行されることや外国製狙撃銃のことは解ったけど
СВ-98(SV-98)はどうなっているの??
イズマッシュ社がSVDの後継用に開発したボルトアクション式狙撃銃СВ-98(SV-98)は
確かに連邦軍狙撃銃として採用されましたが、現在本狙撃銃を運用しているのは・・・・
第4軍事基地(南オセチア)
第7軍事基地(アブハジア)の狙撃兵のみ
信じられませんが本当です・・・・
第4軍事基地(南オセチア)・第7軍事基地(アブハジア)にて運用されるSV-98
連邦軍上層部がSV-98に対してどのような不満があるのか不明瞭です
MVDやFSBではSV-98は愛用されていますが
連邦軍とは対照的であるのが興味深い所です
現在イズマッシュ社では、SVDの後継狙撃銃を目下開発中とのことですが
作動方式がボルトアクションなのかセミオートなのか不明です
ロシア連邦軍次期狙撃銃が如何様なモノに仕上がるのかも楽しみです
余談:長々しくなるので省略しましたが、GRUスペツナズではSteyr-Mannlicher社製の他にも
外国製狙撃銃を導入しています 一国の軍隊にはその国で製造された兵器を導入するのは過去の時代になったとも言えるでしょう
Posted by CRS@空挺軍 at 21:07│Comments(1)
│ニュース
この記事へのコメント
はじめまして。銃に限らず、慣れてしまったら、なかなか、
新たに覚えていこうということが難しいでしょうね。
あと所詮、狙撃銃だから、そんなに急いで更新する必要も無いし、予算も
無いから、後回しということで決定してきたんじゃないでしょうか。
ではまたです。
新たに覚えていこうということが難しいでしょうね。
あと所詮、狙撃銃だから、そんなに急いで更新する必要も無いし、予算も
無いから、後回しということで決定してきたんじゃないでしょうか。
ではまたです。
Posted by 頭の中は妄想 at 2013年04月15日 14:00