2011年08月05日
フルフェイスヘルメットの事実(2012年5月7日訂正)
私が入手致しました「K6-」3と言われているヘルメットは
実は元デザインのはソ連時代から存在しているという事実があります。


元々の呼称は「Altyn」または「TIG」と呼ばれていました。
元々スイスのメーカーが製作していたPSH-77TIGヘルメットをソ連が購入したのが始まりで
(このメーカーが製作したヘルメットはドイツのGSG9にも採用されています)
アルファ部隊に支給され、ソ連でもTIGをコピーし独自の改造を加えたAltynヘルメットを生産しています
ソ連でもコピー・改良したTIGヘルメットを支給し、さらに改良したAltynヘルメットを支給しました
Altynヘルメット


TIGとAltynの見分け方は、バイザー部の銃をスムーズに構えるために両端がカットされているのは
TIG、されていないのがAltynです。他にもマイク・スイッチの位置も左右逆となっています。
比較画像

NII Stali社という会社が、TIGとAltynの改良型である「K6-3」, 「Rys-T」を製造しています。
現在は「Rys-T」と呼ばれるヘルメットに移行しております。
「K6-3」「Rys-T」との違いは、ブームマイクの有無のみです。
K6-3


Rys-T

時系列にすると(2012年5月7日訂正)
PSH-77(スイス)
↓
TIG(ソ連・改造)
↓
Altyn(ソ連・改造)
↓
K6-3(ロシア・Altynのマイナーチェンジ)
↓
Rys-T(ロシア・K6-3の改良)
ロシア特殊部隊の象徴である
あのバイザー付きヘルメットの背景にはこのような裏事情が隠されていたのです。
「Altyn」ヘルメットは、KGB・FSB所属特殊部隊のみの限定配備品でしたが
「K6-3」「Rys-T」は国内軍特殊部隊にも配備されるようになりました。
何時まで彼らがこれらのヘルメットを使い続けていくのでしょうか?
そこら辺が実に興味深い所と私は勝手に思っております。
最後にベスラン小学校占拠事件で亡くなった方々の慰霊碑

実は元デザインのはソ連時代から存在しているという事実があります。


元々の呼称は「Altyn」または「TIG」と呼ばれていました。
元々スイスのメーカーが製作していたPSH-77
(このメーカーが製作したヘルメットはドイツのGSG9にも採用されています)
アルファ部隊に支給され、
ソ連でもコピー・改良したTIGヘルメットを支給し、さらに改良したAltynヘルメットを支給しました
Altynヘルメット


TIGとAltynの見分け方は、バイザー部の銃をスムーズに構えるために両端がカットされているのは
TIG、されていないのがAltynです。他にもマイク・スイッチの位置も左右逆となっています。
比較画像

NII Stali社という会社が、TIGとAltynの改良型である「K6-3」, 「Rys-T」を製造しています。
現在は「Rys-T」と呼ばれるヘルメットに移行しております。
「K6-3」「Rys-T」との違いは、ブームマイクの有無のみです。
K6-3


Rys-T

時系列にすると(2012年5月7日訂正)
PSH-77(スイス)
↓
TIG(ソ連・改造)
↓
Altyn(ソ連・改造)
↓
K6-3(ロシア・Altynのマイナーチェンジ)
↓
Rys-T(ロシア・K6-3の改良)
ロシア特殊部隊の象徴である
あのバイザー付きヘルメットの背景にはこのような裏事情が隠されていたのです。
「Altyn」ヘルメットは、KGB・FSB所属特殊部隊のみの限定配備品でしたが
「K6-3」「Rys-T」は国内軍特殊部隊にも配備されるようになりました。
何時まで彼らがこれらのヘルメットを使い続けていくのでしょうか?
そこら辺が実に興味深い所と私は勝手に思っております。
最後にベスラン小学校占拠事件で亡くなった方々の慰霊碑

Posted by CRS@空挺軍 at 00:18│Comments(1)
│軍装
この記事へのコメント
http://reddeadavtomat47.militaryblog.jp/c13900.html
入手おめでとうございます。
TIG所有者としては、K6-3の被り心地が気になるところです。
入手おめでとうございます。
TIG所有者としては、K6-3の被り心地が気になるところです。
Posted by セルビやん at 2011年09月16日 22:30