2014年11月05日

南オセチア紛争時のゴーグル

南オセチア勃発から6年経ちましたが、ずっと悩んでいたことがありました・・・・
その悩みとは、紛争時にロシア連邦軍兵士が装着しているゴーグルです。



紛争以前のロシア連邦軍でも、こんなゴーグルを装着している兵士は見たこと無かったですし、紛争後ではまったく見ることなかった
ゴーグルですが、ようやく確証を持って答える資料等が揃えることができました。

このゴーグルの正体は!!

米軍官給品ダストゴーグルでした!





レンズの色と形状、レンズの止め具が、まさに米軍官給品ダストゴーグルであるので確定しました。
上記画像のように、米軍官給品ダストゴーグルは、ゴーグル本体にスモークレンズ、クリアレンズが同封されております。
状況に応じて、交換することが可能です。

グルジア軍に米軍製品が採用されていたので、ロシア連邦軍兵士はグルジア軍の基地等を襲撃した際に
こうしたゴーグルも鹵獲運用したものと推測しております。

何故彼らはこのゴーグルを鹵獲運用したのか?
実はこうしたダストゴーグルは、紛争前のロシア連邦軍では制式採用されておりませんでした。
画像や動画を見ると、かなり砂埃が酷く車輛の上に搭乗する兵士にとっては辛いものであるため
ゴーグルを鹵獲し、自信の目を保護するために着用したのでしょう。

その後ロシア連邦軍は、ダストゴーグルを制式採用し6B34と命名しました。
その初期型(第一世代とも言いますか)は、米軍官給品ダストゴーグルと構造が良く似ています。
制式採用したのは、やはり南オセチア紛争の現場からの意見があったものだと推測しています。

比較検討

正面

左:6B34
右:米軍官給品ダストゴーグル




こう比較すると米軍は丸みを帯びた形状に対し、ロシアは角ばった印象を受けます。
箱もロシアではわざわざプラスチックケースです、対して米軍のは紙箱です。
6B34もレンズ交換可能だと思われますが、換えレンズが入手できていませんので検討不可です。

後面

左:6B34
右:米軍官給品ダストゴーグル




ゴーグル上部構造及びベンチレーターの位置が似ています。やはり製造に辺りに参考にしたものと推測できますね。

細部

米軍官給品ダストゴーグル



6B34



米軍官給品ダストゴーグルではゴーグル内部にメッシュ加工が施されておりますが、逆に6B34はメッシュ加工が施されておりません。
ベンチレーター位置も同じようなところにあります。

とこのように意外なモノが使われ、その効果が現場で証明されたこと受け、制式採用されたという興味深い事実が明らかになりました。



同じカテゴリー(軍装)の記事画像
2019 福岡合わせ
欧州LEの会 / EULEN2018
R-KARBID СЕВЕРЯНИН(セヴェリャニン)
地域のロシア連邦保安庁所属特殊部隊装備
ЛШЗ-1+
インスパイアイベント 撮影会
同じカテゴリー(軍装)の記事
 2019 福岡合わせ (2019-01-20 17:39)
 欧州LEの会 / EULEN2018 (2019-01-20 14:35)
 R-KARBID СЕВЕРЯНИН(セヴェリャニン) (2018-12-08 22:40)
 地域のロシア連邦保安庁所属特殊部隊装備 (2018-04-15 17:45)
 ЛШЗ-1+ (2018-01-08 20:32)
 インスパイアイベント 撮影会 (2017-12-17 23:04)
Posted by CRS@空挺軍 at 23:52│Comments(0)軍装
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。