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Posted by ミリタリーブログ at

2014年09月30日

AK用光学照準器の訂正

以前

ロシア連邦軍で使用されるAK用光学照準器
http://mountain3433.militaryblog.jp/e434553.html

ホログラフィックサイトと言えば
ロシアでもホログラフィックサイトを製造していることは殆ど知られておりません。
ロシア連邦軍用歩兵戦闘システム“ラートニク”にて試験されています。


と書きましたが、このКречетサイトは
коллиматорный прицел(コリメーターサイト)所謂ドットサイトでした 訂正してお詫び申し上げます。




ご指摘頂きました Українаに魅せられてのくまのり氏に
深く感謝致します。

くまのり氏はウクライナ装備の第一人者でもあり今後のさらなる活躍が期待される方です。


  
Posted by CRS@空挺軍 at 23:06Comments(0)情報源

2013年05月12日

ロシア連邦軍で使用されるAK用光学照準器

<2014/9/30 記事訂正>

ロシア連邦軍で使用されるAK用光学照準器については記しておきます。
ゲームサイドでの話しではなく、現場サイドに沿った内容となります。


現在ロシア連邦軍で、AK用光学照準器として
制式に採用されているのは下記の通りです。
基本的にこれらの照準器はPKMやRPKにも装着は可能です。

1P29
1P63 Obzor
1P76 Rakurs
1P78 Kashtan

メーカーはNPZです。

ロシア連邦軍で使用されるAK用光学照準器においては
採用はしたけど配備は極少数に留まっていることが現実です。
米英軍などで採用されている
ACOG(Advanced Combat Optical Gunsight:高度戦闘光学照準器)のように
兵士に行き渡っていないのが現実なのです。
個人的には配備する気あるのか?という考えですが、実際の所は解りません。

1P29







AKMに1P29を装着している荒業を披露しています。

1P63 Obzor





1P76 Rakurs



1P78 Kashtan



この画像の兵士は6sh105(フローラ迷彩版)&AK103を使っている非常に珍しい光景です。

またロシア連邦軍ではドットサイトは制式採用しておらず兵士個人の購入扱いとなります。
有名なKobraドットサイトも、連邦軍兵士では装着する兵士は殆ど見受けられません。

Kobraドットサイトを装着した希有な例





近年において連邦保安庁・内務省所属特殊部隊員が、EOTech社のホログラフィックサイトシリーズを自身のAK74Mの装着しています。
連邦軍特殊部隊員でもEOTech社のホログラフィックサイトシリーズを
自身のAK74Mの装着した事例も確認できますが、極少数の話です。
中には海外製のドットサイトを載せてもいます。

連邦軍特殊部隊員













以下の画像はとても珍しい画像です



連邦軍特殊部隊員において、AS-VALにホロサイトを載せているのは今の所彼だけです。

ホログラフィックサイトと言えば
ロシアでもホログラフィックサイトを製造していることは殆ど知られておりません。


このサイトはколлиматорный прицел(コリメーターサイト)所謂ドットサイトでした 訂正してお詫び申し上げます。

ロシア連邦軍用歩兵戦闘システム“ラートニク”にて試験されています。
Коллиматорный прицел "Кречет"といいます。













以上 現場サイドから見たロシア連邦軍で使用されるAK用光学照準器事情でした


余談

一見すると西側でよく見られる、「ホロサイトドットサイト+ブースター」の組み合わせに見えますが、
ブースターらしきのは、暗視装置です。



ロシア連邦軍で使用される暗視装置について、書ける機会があれば書きたいですね  

Posted by CRS@空挺軍 at 21:26Comments(11)情報源

2012年11月20日

ロシア連邦保安庁所属特殊部隊 【地域特殊任務課】

ロシア連邦保安庁所属の特殊部隊には
アルファ部隊(Альфа)ヴィンペル部隊(Вымпел)特殊作戦局(Смерч)
そして
地域特殊任務課
(региональные отделы специального назначения、略称РОСН)

が存在していることは、あまり知られていません。

地域特殊任務課は、簡単に言ってしまえばアルファ部隊の分遣隊です。
90年代にソ連崩壊の余波で、各地で続発するテロリズムを防止するために
アルファ部隊の分遣隊が必要であると、考えられ各地域にアルファ部隊の分遣隊
を創設させたのが由来です

現在地域特殊任務課(РОСН)は
サンクトペテルブルク・ハバロフスク・ノヴォシビルスク・ムルマンスク・カリーニングラード
ノヴォロシースク・チェリャビンスク・ プスコフ
に存在していることが確認されています。

地域特殊任務課は基本的には、アルファ分遣隊の扱いで報道され
部隊名は無いのが特徴ですが、ただし
サンクトペテルブルク・ムルマンスクの部隊は、部隊名があります

サンクトペテルブルク РОСН «Град»







ムルマンスク РОСН «Касатка»









上記の部隊は、マルチカムを採用していることで有名です。
地域特殊任務課(РОСН)の装備は、基本的には西側化しつつありますが
K6-3・Altynなどを使っており本家のアルファ部隊と比べると装備は旧式な所があります。
ただし最近ではLshZ-2DTMやマルチカムの着用者も多数見受けられ
やはり各支部によって装備の更新率が違う所があります。

地域特殊任務課(РОСН)は現在のホットスポットである、ダゲスタン地域おいても派遣されており
各種のテロリスト掃討作戦に参加しております。
アルファ・ヴィンペルの作戦活動は、機密事項にあるため、公開されるの稀です。
公開される情報では、地域特殊任務課(РОСН)が作戦に従事しております。

地域特殊任務課(РОСН)について知って頂けたら幸いです。

地域特殊任務課(РОСН)











地域特殊任務課(РОСН)の作戦行動動画






余談

カリーニングラードの地域特殊任務課(РОСН)の画像ですが
彼らフレクター迷彩服を着用しています。



実はこのフレクター迷彩服のメーカーが特定できましたので
ゆくゆくは彼らの装備を再現したいなと考えております(笑)  

Posted by CRS@空挺軍 at 01:13Comments(3)情報源

2012年09月15日

GRAU(ロシア連邦国防省ロケット・砲兵総局)

GRAU(Main Agency of Missiles and Artillery of the Ministry of Defense of the Russian Federation )
ГРАУ(Главное ракетно-артиллерийское управление МО РФ)

ロシア連邦国防省ロケット・砲兵総局がロシア連邦軍に納入されている装備類を管轄しています
GRAUが管轄する装備品には、GRAUコードと呼ばれる検索番号が割り当てられています
GRAUコードが付けられていない装備品に関しては、ロシア連邦軍においては採用されていないことを意味します

例えばPP-19 Bizon SMGは、GRAUコードが付けられていません
よってPP-19 Bizon SMGはロシア連邦軍においては、採用されていないことを意味するのです

では例を挙げてGRAUコードを解説してみます

6sh92-5 このアサルトベストはもちろんGRAUコードが割り当てられています

6 

この先頭の番号は、その装備が属する分類を指しています
この場合の6は、「小火器・個人用装備全般」を指しています

sh
この文字は、設定された具体的な種類を示しています
shは、アサルトベストを指しています

92
この数字は、6shという装備が92番目に採用されたという意味です

-5
ハイフォンに続く数字は、6sh92のバリエーションを指しています

以前私はこう書いておりましたが

例として6sh112だと「アサルトベストが112種類も??」ではなく
6系統のが112番目に採用という意味であることに注意する必要性があります


正確には6sh112は、6sh系統において112番目に採用されたモデルという意味になります
訂正してお詫び申し上げます。


参考に6 (小火器・個人用装備全般)の文字リストは以下の通りです

6 (Firearms, air defense equipment)
6B: Body armor (6B1), helmets (6B6)
6V: Firearms (6V1, the Dragunov sniper rifle)
6G: Firearms (6G3, the RPG-7 man-portable, rocket-propelled grenade launcher; 6G17, the VOG-25 40 mm grenade cartridge)
6Zh: Firearm equipment (6Zh1M, a 100-round magazine for the PKM machine gun)
6P: Firearms (6P1, the 7.62 mm AKM)
6T: Firearm equipment (6T2, Samozhenkov's carriage for PKS machine gun)
6U: Firearm equipment (6U1, personnel carrier vehicle carriage for PKB/PKBM machine gun)
6Kh: Knives and bayonets (6Kh3, a sword-bayonet for the AKM)
6Ts: Sights (6Ts1, the PSO-1 sight for the Dragunov sniper rifle)
6Ch: Firearm equipment (6Ch12, the PBS-1 flash suppressor and silencer)
6Sh: Firearm equipment (6Sh5, an ammunition belt)

ロシア語と英語wikiにその他の番号と文字リストが載せられておりますので
参考にしてみてください、なんだがロシア軍の装備品に付けられている
数字と文字は、検索番号を意味していたのです

Индекс ГРАУ
http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%98%D0%BD%D0%B4%D0%B5%D0%BA%D1%81_%D0%93%D0%A0%D0%90%D0%A3

GRAU
http://en.wikipedia.org/wiki/GRAU  

Posted by CRS@空挺軍 at 00:49Comments(0)情報源

2012年03月18日

ロシア軍の組織について徒然と

Twitter&ミリブロ連動企画 【CRSに聞け!】

第2回

ガンジ @kalash102氏の質問

@CRSVDV ロシア軍の組織について英wikiぐらいでしか調べてないのですが、他に良い本やサイトがあれば教えて欲しいです。軍装とは違うかもしれませんが、もしよろしければご教授ください。


基本的に英wikiでも問題ありませんが、詳しく知りたいのであれば露wikiも参照する必要があります。
英wikiですと簡潔に書かれていることが多く、詳細は露wikiで書かれていることが多いです。

他には

warfare.ru
http://warfare.ru/

ロシア軍の構成・部隊を詳細に載せています

ロシア連邦軍公式サイト
http://www.mil.ru/

ロシア国内軍公式サイト
http://vvmvd.ru/

military_press(ロシア連邦軍 広報部 livejournalアカウント)
http://military-press.livejournal.com/

Братишка
http://www.bratishka.ru/

連邦軍公式新聞 赤星&赤星チャンネル
http://www.redstar.ru/
http://www.tvzvezda.ru/news/

ラシースカヤ・ガゼッタ
http://www.rg.ru/sila.html

洋書に関しては

Inside the Blue Berets: A Combat History of Soviet & Russian Airborne Forces

The Russian Elite: Inside Spetsnaz and the Airborne Forces

が大いに参考になるかと思われます。

日本語書籍では

『「新冷戦」の序曲か メドベージェフ・プーチン双頭政権の軍事戦略』
(木村汎&名越健郎&布施裕之著,北星堂書店,2008.12)

『ネオKGB帝国―ロシアの闇に迫る』(塩原俊彦著,東洋書店,2008.10)

「軍事大国」ロシアの虚実 [単行本] 塩原 俊彦

力の信奉者ロシア―その思想と戦略  乾 一宇

ロシア軍は生まれ変われるか (ユーラシア・ブックレット)  小泉 悠 (著)

を参照してください  

Posted by CRS@空挺軍 at 23:12Comments(0)情報源