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Posted by ミリタリーブログ at

2017年02月21日

ロシア連邦保安庁所属特殊部隊支給 戦闘衣服セット

2019/07/07 改訂

近年ロシア連邦保安庁所属特殊部隊に支給されている戦闘衣服セットを入手しました。
手に入ると思ってもみなかったので素直に嬉しいです!

この戦闘衣服セットは

キャップ
フィールドジャケット
コンバットシャツ
コンバットパンツ




の一式で構成されています、コンバットシャツとコンバットパンツのデザインは特殊部隊装備においてスタンダードとなった
Crye Precision社製 G3 Combat Shirt™ G3 COMBAT SHIRT™のデザインをコピーしています(またコピーか)
ただジャケットの方は旧型のG2デザインを踏襲しているのが特徴的です。Crye Precision社製 G3は胴体部分に難燃性DRIFIRE生地を採用しているのですが
このロシアコピー品は難燃性生地を採用しているのか不明です。

ロシア連邦保安庁所属特殊部隊支給戦闘衣服セット



ロシア連邦保安庁所属特殊部隊支給戦闘衣服セット 着用例



そんな私でも九州の誰かさんに唆されて米国製品を購入することになろうとは夢にも思いませんでしたが(笑)

Crye Precision AC Combat Shirt
Crye Precision AC Combat Pants




所謂旧型製品でありますが、保安庁所属特殊部隊にも愛用されているのが確認できます。
ことこの戦闘服を選択したのは完全に隊員の好みだと思われますね。特殊部隊装備においてスタンダードとなったCrye Precision社の威光はロシアでも通じておりました。
«ДэнКом» ГСШ-4Э (Dencom GSSh-4E)ヘッドセットの紹介記事でも書きましたが、今のロシアにとって海外企業の浸透は面白くない傾向でありますので、衣服分野においても国産回帰という流れが見えてきたような気がします。
ただデザインに関しては言えばコピーに過ぎない製品が多いことから、デザイン分野においてもロシアデザイン戦闘服が主流になるのはまだまだ先だと思われます。
ただロシア装備メーカー各社もこのデザインに関しては自覚しているらしく、せっせとオリジナルデザイン戦闘服を売り出しておりますので、ロシアオリジナルデザイン戦闘服の今後が楽しみではありますね。

Crye Precision AC 着用例




なおCrye Precision社製 G3 と ロシアG3仕様と違いを纏めますと

1) 袖ポケットにあるCrye Precision社製を示す黒ロゴの有無
2) 胴体部分の色合い ロシアG3は濃いめの色合いです
3) コンバットパンツの腰の伸縮素材色

Crye Precision社製 G3コンバットパンツでは腰の伸縮素材にもMC柄がプリントされておりますが
ロシアG3コンバットパンツでは何と紫色ぽい何かになっております(笑)
比較してみるとその違いがよくわかります、なんでこんな色なんでしょうか??

上:Crye Precision AC
下:ロシアG3




ロシア連邦保安庁所属特殊部隊支給戦闘衣服セット付属 コンバットパンツ 着用例



世代が違う&ACの方は中古品ですが、本当によくコピーしておりますね.....
もうこれ以上衣服を増やしたくないのでアレですが本家G3との比較はしてみたいところではあります(笑)



こうしてロシア連邦保安庁特殊任務センター アルファが着用しているコンシャツが揃うことになるとは....
ウクライナ・アメリカ・ロシアという国際色豊かな、今の時代の流れを反映している光景になりました。

P1G-Tac Костюм тактический "TUU" ※廃盤品
Crye Precision AC Combat Shirt ※廃盤品
ロシア連邦保安庁所属特殊部隊支給戦闘衣服セット付属 コンバットシャツ(G3仕様)


  
Posted by CRS@空挺軍 at 03:05Comments(0)軍装迷彩