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Posted by ミリタリーブログ at

2013年04月21日

ロシア連邦軍 新型迷彩服

ロシア、陸軍の新型フィールドユニフォームを発表

ロシア軍、伝統の耳覆い付き毛皮帽子「ushanka」を廃止へ

以前のニュースですが、ロシア連邦軍は現行迷彩服のデザインを止めて
新デザインのに変更します。



-40℃~40℃まで対応可能な一式セットで、その時の天候に応じて着用することになっています。
この迷彩服のデザインや細部の機能は
これまで連邦軍に支給されてきた迷彩服と大きく異なりますが
一部の機能は復活した経緯があります。

変更点 ①

記章類はベルクロ化され、縫い付けが不要になった。







これは米軍のACU(Army Combat Uniform)方式を採用し
裁縫する手間隙を無くしたものです。

変更点 ②

肩章の復活

これが一番大きい変更点で、一度は廃止した肩章を復活させたのです。





何故今頃になって肩章が復活したというと、こんな報道がありました

Погоны на полевой форме российских военных могут вернуть на плечи

現行のデジタルフローラ迷彩服は、階級章を胸と腕に取り付けることになっていましたが
現場サイドでは「階級章が見えにくいので不便である!なんとかしろ!!
と言う声を反映させたものです
元々ロシア前国防相を始め、上層部は西側基準にて動いていましたが
西側基準を見直そうという動きに合わせたものだと推測できます。

現場サイドではこの迷彩服変更に合わせて
個人の改造で肩章を取り付けている例が確認されています。









他にも、これはミリブロの報道が悪いのですが
耳覆い付き毛皮帽子「ushanka」を廃止」というは誤りです。
実際には冬季には、迷彩色の耳覆い付き帽子が支給されます。







ロシア帽

基本的に耳覆い付き帽子のことをウシャンカと呼ぶので、毛皮であっても化学繊維であっても
耳覆い付き帽子であればウシャンカです。
ロシアではこうした耳覆い付き帽子出なくても、帽子は必需品となります。

米国のACUはUCP(Universal Camouflage Pattern)を採用したところ、現場サイドから
「迷彩パターンを変更しろ!!」
というクレームを経て、迷彩が変更になったりと廃止したりしておりますが
一方のロシアでは、迷彩では無くデザインが変更になった
というのも面白い話ですね。

余談:現行のデジタルフローラ迷彩に、現場サイドからの不満は聞こえません。
迷彩だけは満足しているみたいです。  

Posted by CRS@空挺軍 at 23:04Comments(0)軍装